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事例研究

妙泉寺 様

信者様のためにより良い音響・映像システムを整備
本堂の法要を館内配信や録画による視聴を可能に

本門佛立宗蒲田妙泉寺様は、2005年に全面リニューアル。音響システムも導入しましたが、スピーカーの向きや 音質などで聞き取り難いという課題が浮上。創立50周年の記念の重要なイベントも控えていることから、音響 システムを見直すことになり、弊社の評判をお聞きになった事務局からご相談がありました。

 2005年、本門佛立宗妙泉寺様は建物のリニューアルを行いました。その際、耳の遠い方にも御法門(法話)などの音声が届くように、音響システムも導入しましたが、その音質に不満を感じていました。音が反響してこもったり、音量を上げると音が割れたりしていたのです。ご信者様は座る席によっては音質が悪く、法話が聞き取りにくい状況でしたので、対応を図る必要性を感じていました。

 本堂では日々の勤行と御法門のほかに、年に三回の御会式を始め数々の行事が執行されています。特に2010年11月21日には創立50周年を記念し、京都にある宗門の総本山から御講有(管長)がお見えになり、法要が営まれる事になっていました。

 そこでこれを機に、音響システムの音質改善を総合的に図り、また本堂で収録した映像と音声を他の部屋にも配信出来るようにしたいという希望があり、これらを実現するシステムを導入することになったのです。

 また、荘厳な雰囲気を壊すことのないよう、機器はできるだけ目立たず、内装の意匠に溶け込むように設置する必要がありました。

内装に融和した設置と聞き取り易さに配慮した音響システム

本堂内左側のスピーカー
本堂内左側のスピーカー

 それまでの本堂内スピーカーは、両脇に位置する「袖」の部分に下向きに設置されており、聞き取り難さの原因になっていました。そこで4対のウォール埋込型スピーカーを両袖の側面に設置。スピーカーの枠の色も壁に溶け込む白色にしました。

 特に1階大広間は音響装置を単独で使用することが多いため、スピーカー切替ユニットを設置し、本堂からの館内全体放送と自室のローカル放送の切り替えを随時行えるようにしました。

 既存の音響設備で利用可能なものは極力再利用し、妙泉寺様の費用負担の軽減を図り、最優先課題の音質のクウォリティー向上と使い易さを考慮したシステム構築としました。

館内への配信と録画・編集できる映像システム、音響と映像は放送棚で一元管理

音響・映像を一元管理する放送棚
音響・映像を一元管理する放送棚

 本堂を俯瞰できる位置には、小型のハイビジョン・リモートカメラを設置することで本堂全域の撮影が可能です。このカメラは、放送室での制御とは別に、ワイヤレスリモコンで、本堂内でもカメラを調整することができます。1階大広間では52インチ液晶テレビ(各部屋へも移動可能)で、上述のカメラにより本堂のライブ画像も観ることが可能になりました。

 2階廊下の放送棚(扉付きキャビネット)には、音響のアンプや関連機器と共にカメラのリモートコントロールユニット、モニター用22インチ液晶テレビ、他部屋への配信用ビデオ6配分器を納め、音響・映像が一元管理できる仕組みとなっています。映像は、高画質のブルーレイで録画しており、編集してDVDで配布する等の二次利用も可能です。

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お客さまインタビュー

施工時も礼儀正しい社員に好感、アフターケアにも満足

取材の様子
取材の様子

 最も必要を感じていたのは、音の良さです。ご高齢の方々にも良く聞こえることが大前提でした。

 また、人の集まる部屋では本堂の映像も観られるようにすることで、早速、創立50周年の際に活用しました。これまでとは音の質が非常に向上し、皆様にも大変好評いただきました。高齢の御導師が、マイクを近づけてお話になった時もきちんと音が拾えていました。一番難しかったのは各部屋の音のバランスでしたが、細部にわたる調整により、最良の状態です。創立50周年の映像は録画してDVDにし、当日来られなかった方にも見ていただいております。

 電子システムさんのアフターケアにも大変満足しています。施工の際も礼儀正しく好感の持てる方々にきちんと仕事をしていただき、その点からも信頼できる業者だと思いました。

 これからも新しい機器が開発されてくると思います。耳の遠い方にも若い人と同じように聞き取っていただけるよう、今後も電子システムさんから新しい情報を得て検討していきたいと思います。

 またお寺は24時間開かれておりますので、見守りの意味でもモニタリングできると良いですね。

 今回ハードウェアが揃ったので、毎日のご法門の録画や、ご法門のテーマのデジタル化など、映像の新たな使い方も考えていきたいと思います。


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