Top ＞ システム事例（INDEX） ＞ お客様スペシャルインタビュー（明治大学様）
 |
明治大学 様
明治大学様は、2005年度より「ユビキタス教育の推進」の検討を開始されました。誰でも、どこでも学べる高等教育＝『ユニバーサルアクセス』の実現を目指し、今では積極的にeラーニングを取り入れています。当社は、駿河台キャンパス映像収録スタジオのシステム構築とサポートを担当させていただいています。
明治大学様はユビキタス教育の推進に取り組まれています。2005年度に検討を始め、2006年度から eラーニング（メディア授業）のコンテンツ制作を開始。2007年度後期から司書・司書教論科目の一部で運用を開始しました。
2009年４月には教育支援部ユビキタス教育推進事務室を立ち上げ、eラーニングや遠隔教育の本格的な運用を始めました。2010年８月には、日本でもサービスがスタートした「iTunes U」に他の３大学とともに最初に参加。2011年度には学生のコンテンツ制作参加を目指し、明治大学創立 130周年記念事業企画として、インターネットによるプレゼンコンテスト「eプレゼン・コンテスト」を開始しました。2012年３月末からは「キャンパスライフにいつでもアクセス」を合い言葉に、携帯端末向けポータルシステム「Blackboard Mobile Central （ 学内名称「iMeiji」）」を日本で初めて導入しました。
本格的な撮影・編集が行えるスタジオシステム
当社は明治大学様からの提案要請にお応えし、駿河台キャンパス12号館内の、eラーニング映像収録用スタジオの構築を担当いたしました。
スタジオは、カメラ３台が設置できる大スタジオ１室、カメラ１台の個室が３室、収録後に編集を行う編集室による構成です。大スタジオは映像合成用のグリーンバックで覆われているのでクロマキ撮影が可能です。この他、個室の１室には、ナレーション収音や音声語学教材の制作が行える機材を導入しております。
収録は XDCAM EX形式が基本ですが、和泉キャンパスのスタジオシステムとの互換用に HDV形式での収録も可能。照明は省エネのため、蛍光灯のベースライトと LEDスポットライトを併用。スタジオの制御は、オペレーター不在でも教員や学生が操作できるように簡易モードへの切り替えができるようになっています。
グリーンバックで覆われている大スタジオ
 |
個室は小規模な撮影に 使用される |
 |
明治大学 教育支援部 ユビキタス教育推進事務室 宮原俊之 様 |
2005年度に行われた和泉キャンパスのスタジオリニューアルの頃から、駿河台キャンパスにもスタジオがほしいという声が先生方から上がるようになりました。同時期に中央教育審議会の「ユニバーサルアクセス推進」に関する答申が出され、本学も遠隔授業に本格的に取り組むことになりました。2009年にはユビキタス教育推進事務室ができ、eラーニングを発展させるために駿河台キャンパスにもスタジオを設置しました。
多少パソコンに慣れた人であればオペレーターがいなくても利用できるように簡易モードを導入し、フルスペックで使う人向けの詳細モードと切り替えができるようにしました。「e プレゼン・コンテスト」用にスタジオを学生に開放した際には、文系の学生が参加者の６～７割を占めていましたので簡易モードが役に立ちました。また米国の CATV局で使われている放送システム「TriCaster」を導入したことで、スタジオから直接 U-Streamに配信することも可能です。今後は学生による定時放送なども実施していきたいと考えています。
電子システムさんには和泉スタジオのリニューアル時にも依頼していたので、信頼していました。今回のスタジオ新設に関しても「TriCaster」の紹介など積極的な提案があったのでとてもよかったです。
海外や他大学からの視察の際にも「大学にこんなよいスタジオが」と驚かれるスペックですので、学生にもっと活用して欲しいですし、将来的には学外への貸出など、柔軟性のある運用を考えていきたいと思います。
制作～配信までを一括で行える「TriCaster」
| 音声収録用のシステム | 編集室の右側には個室も見える |
 |
 |
●名称：明治大学 ●所在地: 東京都千代田区神田駿河台1-1
●学長：福宮賢一 ●学生数 : 30,031人
●学部 法、商、政治経済、文、理工、農、経営、情報コミュニケーション、国際日本の9学部
●URL : http://www.meiji.ac.jp/
